【○虎将トーク】阪神・藤川監督、桐敷の緊急登板も「故障なので何分でも待ってくれる」L&E戦乱調は「球場が合わなかった」
(日本生命セ・パ交流戦、阪神3ー0ソフトバンク、2回戦、1勝1敗、21日、甲子園)阪神が15度目の無失点勝利で交流戦を8勝9敗とした。大竹耕太郎投手(29)が加入3年目で交流戦初白星を挙げ、NPB21人目の全球団勝利を達成した。古巣のソフトバンク相手に六回途中無失点。先頭打者に2球を投じた後、左手中指をつって降板した。桐敷拓馬投手(26)が3者連続三振で後続を断った。打線は一回1死一、二塁、佐藤輝明内野手(26)の中前打で先制。さらに満塁から小幡竜平内野手(24)の中越え2点二塁打で加点した。佐藤輝の本塁打以外の打点は、先制適時打を放った5月11日中日戦(甲子園)以来。今カード1勝1敗でD1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=が先発する22日の3回戦に勝てば、2012年以来のソフトバンク戦勝ち越しとなる。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=38勝29敗2分、観衆=4万2638人)。
★テレビインタビュー編(抜粋)
ーー大竹にアクシデントがありながらリリーフ陣の頑張りがあって零封勝利
「そうですね。大竹はすごくいいピッチングだったんですけどね、少し中指がつったというところで、こんな(暑い)天気だし、自分でバント(失敗)でランナーに残ってしまったりして、というところもあったと思いますけど、交流戦はもう1試合ありますけど、苦しんだ桐敷がしっかりといってくれたところで、本拠地の地の利を活かして、らしいピッチングでしたね」
ーー桐敷は緊急登板ながら3者連続三振
「あの辺りは経験のある投手でいかなければいけないし、今のブルペンでは一番豊富なのは岩崎か桐敷になりますから、そこで桐敷がいたというところが、チームにとって救われましたね」
ーー七回は20日に悔しい思いをした及川がやり返した
「昨日、途中降板ではなく、最後まで投げきれたところが、ニューゲームというところで、いけたと思います。良かったと思います」
ーー大竹は12球団勝利
「本当に素晴らしいことだし、タイガースに来てたくさんの指導者にお世話になりながら、本人もそう思っていると思いますけどね」
ーー中野が攻守で引っ張っている
「オールスターにも、一員になるようなプレーヤーだと思いますけど、(二塁手部門のトップはDeNAの)牧選手ですか、いますけど、本当にチームにとって代え難い、代えの利かない選手ですね」
★囲み編
ーー桐敷は経験があり、不測の事態になった時のことも想定していた
「いやいや、別に、故障なので何分でも待ってくれるから」
ーー状況を整える場面では桐敷が一番に
「(前回は)球場が合わなかったんだと思いますけどね。西武と仙台は、特性が。甲子園らしいピッチングで良かったと思います」
ーーネルソンは段階を踏んだことで、いい形で登板ができている
「こういう場面に投げるまで、というのは時間と慣れがかかりますよね。脇腹を痛めた石黒しかり、そこまできていたんだけれども、そこで自分から手放してしまう。石黒はここにいないですけど、彼の今後のキャリアとしては二度とないように、と今リハビリをしていると思う。一人欠ければ、(ブルペンの勝ちパターンで起用できる投手の構築まで)時間がかかる。みんながパフォーマンスとともにコンディション、その部門でしっかりと持ってきてもらわなきゃ、ということが、こちらの願いですね。ネルソンもこのあと、続けることが一番。まだまだ始まったばかりですね」
ーー打線は小幡が6番で起用されて結果を出した
「良かったですね」