日本vsスコットランド 試合前日の森保一監督会見要旨

 28日のキリンワールドチャレンジでスコットランド代表と対戦する日本代表の森保一監督が27日、試合会場のハムデン・パークで公式会見を行った。 【動画】鮮やかすぎる上田綺世の高速突破から2ゴール目  以下、試合後の森保一監督会見要旨 ●森保一監督 「素晴らしい対戦相手と歴史のあるフットボールの国で試合ができることを非常に嬉しく思っている。マッチメイクをしてくださった方々に感謝申し上げたい。明日は厳しい戦いになると思うが、W杯に向けての戦術的な部分と、チーム全体の経験値を上げていく部分も考えながら勝利を目指してベストを尽くしたい」 ―経験値を上げていくと話したが、シャドーのポジションで南野拓実、久保建英がいない中、どのような起用法を考えているか。またどのようなことを期待しているか。 「最終的にどの選手を起用していくかは今日のトレーニングで決めていきたいが、(長期離脱中の)南野が招集できていない部分において試さないといけないことがあると思っている。明日は交代枠が11人というレギュレーションがセットされているので、そこも含めて先発、途中交代という部分でシャドーのポジション以外も試したいと思っている」 ―冨安健洋の不参加が発表された。W杯を前に見たかったと思うが、その受け止めは。 「まずは追加招集はしていない。というのも人数的には十分この2試合を戦うだけのメンバーがいるので、追加招集はせずに、今回招集させてもらった選手で2試合を戦おうと思っている。ケガ人はチームとしても痛いし、選手もつらい思いでいると思う。その中で全ての選手にケガを治してもらい、プレーできる喜びを味わってもらえるようになることを願いながら最終的にW杯メンバーを決めていきたい。毎回ケガ人、体調不良は招集のつど起きていることで、その時のベストということで招集して戦いに挑んでいるので、今回の戦いも、W杯の戦いも今のベストということで日本の最大値で戦っていきたい」 ―シャドーの質問に関連して、練習では伊東純也や三笘薫をそのポジションに置いていたが、彼らがシャドーに入ることでどのような違いがもたらせるか。 「攻守でのおおまかな役割としてまず攻撃の部分で得点を奪う、そして攻撃の起点になる、守備では前線から相手にプレッシャーをかけていくところを求めていく中で、三笘や伊東純也は個々で局面を突破し、得点を奪うことができる得点に絡むことができる選手。その意味でこの2人は特徴を出してもらえると思う。ただ鈴木唯人、譲瑠(藤田譲瑠チマ)であったり、航大(佐野航大)、マチ(町野修斗)、塩貝(塩貝健人)であったり、後藤啓介もシャドーができる選手だと思うので起用も色々と考えていきたい」 ―キャプテンはどう考えているか。 「チームキャプテンとしては、堂安律をキャプテンに決めて選手たちには伝えている」 ―スコットランド戦はどのような試合になると考えているか。またスコットランドと戦うことでどのような利点があるか。 「攻撃も守備も非常にダイナミックに戦えるチームで、局面局面で非常に激しくインテンシティの戦いをしてくる世界基準、W杯基準のハイインテンシティの戦いができると思っている。そこでどれだけ自分たちのクオリティーが発揮できるかで自分たちの現在地がわかると思っている」 ―スコットランドのチームの中で特に尊敬している選手は。 「世界のトップクラスでプレーしているロバートソン選手は素晴らしい選手。またマクトミネイ選手はW杯出場を決める素晴らしいオーバーヘッドのシュートを決めたところを見ている。全ての選手が素晴らしいと思って見ている」 ―スコットランドの選手たちのフィジカルのレベルが高いと選手たちが言っている中、フィジカルレベルでどれくらいのものを見せてほしいか。 「選手たちに求めることとしてフィジカルでも相手を上回ってほしい思いでいる。ただそう簡単ではないし、スコットランドの選手は非常にフィジカルが強く、技術も高いレベルにあるという中で、全ての選手がフィジカル的に戦えるわけではないのはもちろんわかっているが、今回招集している選手のほとんどがヨーロッパでプレーしていて、普段から激しく厳しく局面で戦うことに慣れている。そこで自分の特徴をしっかり発揮してもらいたい。強さが特徴ではない選手でもまずはコンタクトしていくことを厭わずに戦ってほしいし、相手を外していく、上回っていく部分では自分の特徴であるスピード、テクニックであったり個々の良さを発揮してもらえればと思っている。ただ相手はホームで、かなり激しく戦ってくると思うので、そこを覚悟してスタートから入ってもらえればと思っている」 ―堂安律をキャプテンに指名した理由は。 「年齢で言えば谷口彰悟、(伊東)純也というベテランもいるし、キャップ数で一番多いのは今回の招集では純也が一番多いと思っている。ベテランとかキャップ数が多い選手を選ぶことも考えたが、私が東京五輪からA代表でも2期監督をさせてもらっている中、長く共に戦わせてもらった中で律のリーダーシップを見てきているし、チームづくりの部分もわかってくれていると思うのでキャプテンということで指名した。今回の雰囲気も非常に素晴らしいと思うのは、選手個々が自分がリーダーシップを発揮すること、自分が先頭に立ってまずは行動を起こしていくということで練習のところもみんな率先してやってくれているし、コミュニケーションを取ってくれている。オフ・ザ・ピッチの食事会場でも誰かに促されるわけでもなく、スコットランド戦に向けてお互いの力を発揮しあえるように、チーム力を最大限発揮できるようにしてくれているのは、監督として頼もしく、嬉しい光景を見せてもらっている」 ―北中米W杯を見据えると試合間隔がカタール大会よりも長いが、ローテーションへの考え方は変わってきているか。 「2つ持っておきたいと常々考えている。まずはW杯で8試合戦うことを目標にしているので、8試合連戦でも戦えるだけのタフなフィジカル、メンタルを選手たちには培ってもらいたい。中2日であっても戦えるだけのものは選手たちが見せてくれていると思う。それと前回のカタールW杯で第1戦から第2戦に半数近く替えた中、ローテーションで戦っていくこと、チーム丸々総替えしても戦っていける選択肢も持っていけるようにしてほしい。そういった意味ではこれまでの準備期間、代表活動の中でたくさんの選手を1試合目と2試合目で入れ替えて戦ってきて、誰が出てもかつ、誰と組んでも機能する部分をチームとしても準備してきたので、両方とも選択肢を持って戦えるようにしたい。まだどっちにするかは決めているわけではない。両方とも持ってやっていけるように選手たちに準備してもらえたらと思う」 ―欧州組がヨーロッパの経験を日本代表に持ち込む良いメンタリティ、思考方法をどう見ているか。 「まずは国内組、Jリーグの選手も海外で活躍している選手も含めて、代表になる、代表選手としてキャリアを積み上げていける選手は常に向上心を持って、どんな環境の中でタフに戦えるところを国内外問わずに持っていると思っている。海外組の選手たちに関しては、日本とはまた違ったサッカーのスタイルの中で、激しさ、厳しさのなかでよりハイインテンシティの中で戦わないといけないという中でフィジカル的にも、技術を発揮するところも培っていると思っている。選手たちを見ていて一番感じるのは、海外に来て日本とは全く文化、価値観の違う環境の中でオン・ザ・ピッチもオフ・ザ・ピッチもタフな環境の中で自分たちのポジションを掴み取っているということが言える。外国人枠があったりなかったりというその国のリーグスタイルはあると思うが、いずれにしても世界選抜のような素晴らしい選手がヨーロッパに集まってきている中、日本人選手たちが自分たちのポジションを掴み取っているということで、世界の競争の中で自分のポジションを掴み取っている自信とタフさは選手たちから感じている。日本人は組織的に戦うところ、お互いを尊重しあってチームとして戦うところ、これが世界に誇れる良いところだと思うが、より個の責任において局面局面で勝っていける自信を身につけていると思う」

ゲキサカ
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