【京都男児遺棄】「大規模捜索から流れ変わった」スマホなどの位置情報で“スピード逮捕”か 安達結希さん行方不明から1か月…最前線で取材続ける記者が振り返る 真偽不明の情報錯綜も【解説】
ではなぜ、『スピード逮捕』が可能となったのでしょうか。 ■「スマホを押収すれば…」カギは“位置情報”か 安達結希さんが行方不明となってから、かばん・靴の発見、遺体発見・身元判明を経て、今月16日には父親が死体遺棄容疑で逮捕されました。 目撃情報や防犯カメラには有力な手がかりがなく、広い山中が現場であったなかで、逮捕までの期間は約3週間。元千葉県警警部補・森雅人氏は『スピード逮捕』だったと指摘します。 元千葉県警警部補・森雅人氏によると、ドライブレコーダー・カーナビ・スマートフォンによる「位置情報」がカギとなった可能性があると言います。 ▼「スマホを押収すればGPSで詳細情報がわかる」 ▼「スマホ未押収やGPSオフでも基地局からの電波受信記録で位置を追える」 23日には、安達容疑者のスマートフォンの位置情報などから、通学用かばんが発見される前、数十分間にわたり現場付近に滞在していたとみられることも新たに分かりました。 ■警察は父親の位置情報が分かる端末の『任意提出』を求める では、仮に端末の電源が切られていた場合は位置を追うことができるのでしょうか。 (MBS齊藤初音記者) 「電源が切られていると、場所は追えなくなってしまいますが、“そのタイミングでなぜ電源を切ったのか”という点が手がかりになり得ると専門家は話していました」 捜査関係者への取材によると、父親の位置情報が分かる端末の『任意提出』を求めていたということです。 しかし、今回の事案において端末の押収をめぐっては“特殊な点”があったようです。 ■「安達容疑者は結希さんの父親」“すぐ押収”しなかった複雑な背景 (MBS齊藤初音記者) 「安達優季容疑者は結希さんの父親であり、当初は“行方不明者の家族”です。心情を考えると、行方不明後すぐに『端末を出してください』とは言えないという事情もあり、すぐに押収していなかったとみられます。ただし、捜索が長期化してきたこともあり、手がかりを得るために押収されたとみられています」