10CEを取得、中国は戦闘機市場で存在感を強める
SNS上では「ウズベキスタンがJ-10CEを導入したのではないか」という噂が飛び交い、不鮮明ながらウズベキスタンの国籍マークがついた機体も登場していたが、ウズベキスタンは8月28日にJ-10CEを公開し、9月1日の独立記念日にウズベキスタン空軍が運用するJ-10CEの動画も公開した。
参考:Havo sarhadlarini zamonaviy qiruvchi samolyotlar qo‘riqlamoqda
ブルームバーグは8月25日「バングラデシュは中国製のJ-10CE購入計画を進めており、政府関係者はインド・パキスタン紛争における同機の性能をその理由として挙げている」と報じて注目を集めていたものの、SNS上では「ウズベキスタンがJ-10CEを導入したのではないか」という噂が飛び交い、不鮮明ながらウズベキスタンの国籍マークがついたJ-10CEの画像も登場していたが、ウズベキスタンは8月28日にJ-10CEを公開し、9月1日の独立記念日にウズベキスタン空軍が運用するJ-10CEの動画も公開した。
ウズベキスタン空軍の戦闘機戦力はロシア製のMiG-29×38機とSu-25×20機で構成され、今回のJ-10CE導入(推定24機取得)はMiG-29の更新用である可能性が高く、中国はパキスタンとウズベキスタンへの輸出に成功し、インドネシア、バングラデシュ、エジプト、アルジェリア、サウジアラビアなどにも売り込んでおり、2025年5月のインド・パキスタン紛争でJ-10CEとPL-15の組み合わせがラファールを撃墜したこともJ-10CE輸出の後押しになっているのかもしれない。
ただし、インドネシア、バングラデシュ、エジプト、アルジェリア、サウジアラビアなどへの売り込みが正式な契約に至るかどうかは不明で、現代の空中戦において戦闘機や空対空ミサイルの能力やパイロットの腕は結果を左右する一要素に過ぎず、ミッチェル航空宇宙研究所のダーム氏は「ラファールとJ-10Cの比較は(有益なことを)何も教えてくれない」「この戦いで重要だったのは戦闘機の性能ではなくキルチェーン全体の有効性だ」と指摘している。
出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Samantha White
要するに戦闘機、ミサイル、地上レーダー、早期警戒管制機、ネットワーク、統合された指揮統制などの要素で構成されたパキスタン軍のキルチェーン全体が効果的に機能して「ラファール撃墜」という結果に結びついたに過ぎず、この結果はJ-10CEとラファールのどちらが優れているのかを決定づけるバロメーターではない。
そしてキルチェーン全体の強化や改善、各要素の能力向上は止まることなく続けられているため、パキスタン軍のキルチェーン全体が部分的にインド軍を上回ったという結果が両軍や各戦闘機の評価として固定されるものでもないので「J-10CEがラファールよりも優れた戦闘機だ」と早とちりしない方がいい。
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※アイキャッチ画像の出典:Mudofaa vazirligi