Geminiの新機能「動的ビュー」を使うだけ!1年分の目標管理が一瞬で見える化できた
新年に立てた抱負や目標、どのように管理していますか?
習慣化は「専用アプリ」、貯金は「スプレッドシート」、学習プランは「メモ帳」、そしてクリエイティブなプロジェクトは「ドキュメント」……せっかくやる気があっても、情報がバラバラだと全体像が見えにくいものです。
1年間のすべてを、ひと目で把握できる場所がほしい──そう考えて私が試してみたのが、Google Geminiの「動的ビュー(Dynamic View)」という小さな機能です。
プロンプトと簡単なCSVファイルを用意するだけで、Geminiは12ヶ月の計画表と年間の新年の抱負トラッカーを、「インタラクティブなダッシュボード」に変えてくれました。
【この記事のポイント】
- Google Geminiの「動的ビュー」を使えば、散らばった目標やデータを自分専用の「動くダッシュボード」に統合できる
- 単なるテキスト回答ではなく、グラフやボタン、フィルターを備えた「ミニアプリ」のようなインターフェースをAIが即座に構築してくれる
- 高度なスプレッドシートの知識がなくても、1つのプロンプトとCSVファイルだけで、視覚的に楽しく継続しやすい目標管理システムが手に入る
チャットの枠を超える「動的ビュー」の正体
Image: Saikat Basu/MakeUseOf動的ビューを使うと、Geminiは単なるAIチャットツールの枠を超えて動き出します。
通常のようにテキストや画像で答えるのではなく、タイムライン・トラッカー・チャート・フィルターなどを備えた、まるで雑誌のような構造化されたレイアウトをつくり出してくれるのです。
データの動的ビューは、単に目標を表示するだけではありません。
- 直感的な操作: ボタンをクリックしたり、データをフィルタリングしたり、進捗を可視化したりすることが可能
- 自分好みに調整: インターフェースの微調整も思いのまま
- 専門知識いらず: スプレッドシートの関数を駆使したり、おしゃれなインフォグラフィックをつくるスキルがなくても問題なし
使用感はチャットというより、自分専用の「小さなミニアプリ」を操作している感覚に近いかもしれません。
12ヶ月の計画表を準備する方法
Image: Saikat Basu/MakeUseOf動的ビューの真価は、読み込ませるデータの質で決まるため、データの明確化と計画がもっとも重要なステップとなります。
動的ビューを使用する前に、1年間の計画を整理することからはじめましょう。私はすべての目標を、習慣・学習・健康・お金・クリエイティブの5つのカテゴリーに分類しました。
各目標には「具体的な成果」と「期限」を設定するのがポイントです。準備の手順は以下のとおりです。
- データを1つのファイル(CSV、PDF、またはテキスト)にまとめる
- 各項目に「カテゴリー」「目標内容」「期限」「進捗」などの項目を持たせる
- Geminiが解釈しやすいよう、構造を明確にする
直接テキストを貼り付けても動きますが、CSVファイルが断然おすすめです。あとからデータを修正して再読み込みさせるのが圧倒的に楽なので。
指示次第でGeminiの反応が変わる
Image: Saikat Basu/MakeUseOfただファイルをアップロードするだけだと、Geminiは内容を要約したり分析したりするだけです。
「動くダッシュボード」をつくるには、明確な指示、つまり「マスタープロンプト」が必要で、私が意識したのは次の3点です。
- 「動的ビューを使って表示すること」をはっきりと伝える
- 配置してほしい要素(グラフやボタンなど)を具体的に指定する
- 「プレーンテキストではなく、操作可能なアプリとしてレンダリングして」と命じる
この手順を踏むことで、静止画のような計画表が、スクロールやフィルタリングができる「生きたダッシュボード」へと進化します。
完璧を求めず、対話しながら育てていく
最初から100点満点の結果が出てくることは稀です。動的ビューも、ときには小さなミスをします。
でも、「色をこう変えて」「毎日のチェック項目を追加して」などのフォローアッププロンプトを伝えるだけで、すぐさまアップデートしてくれます。
私は、週ごとの学習メモを残す振り返りセクションを追加したり、自分の思考プロセスに合うようにグラフを微調整したりしました。
一緒に協力しながら改善していくのは、ほかのAIチャットと同じような感覚があります。そして、動的ビューはまだ実験的な機能なので、不完全な点があることは想定しておきましょう。
永続的なシステムに変える
せっかくつくったダッシュボードも、その場限りでは意味がありません。
作成したチャットをブックマークしておけば、毎日すぐに自分の目標にアクセスできます。また、リンクを発行してほかの人と共有することも可能です。
年間計画がよりインタラクティブになるにつれて、年間の目標を追跡するために何度も立ち返ることができます。私は12か月の終わりに自分の目標を振り返るつもりです。
動的ビューはまだ実験的な機能ですが、Geminiの活用法をガラリと変える可能性を秘めています。たった1つのプロンプトとファイルで、高価な有料アプリを代用できる、あなただけの管理ツールをつくってみませんか?
著者紹介:Saikat Basu
MBAを取得し、10年間のマーケティングキャリアを経たのち、ウェブ開発、ネットワーキング、SAPの分野に携わった。2008年から2024年にかけては、AI、生産性向上メソッド、iOSに特に関心を持ち、MakeUseOfの複数のセクションで編集者に。
Original Article: The tiny Gemini setting unified all of my goal tracking into one view by MakeUseOf