酷暑アメリカ・クラブW杯、選手が意識朦朧でスタジアム騒然…GL突破確定済みバイエルン初黒星、ベンフィカが首位通過(ゲキサカ)
[6.24 クラブW杯C組第3節 ベンフィカ 1-0 バイエルン シャーロット] FIFAクラブワールドカップ2025のグループCは現地時間24日に第3節を行った。ベンフィカ(ポルトガル)とバイエルン(ドイツ)の対戦は、ベンフィカが1-0で勝利し、首位通過を決めた。すでにグループ突破を決めているバイエルンは2位通過となった。 【動画】暑すぎて選手が倒れるアクシデント… ベンフィカは1勝1分でグループ2位に位置しており、引き分け以上でグループ突破を決めることができる。一方、バイエルンは2連勝でグループ突破が確定済み。FWハリー・ケインやMFジャマル・ムシアラ、MFヨシュア・キミッヒらはベンチスタートとなり、FWトーマス・ミュラーが1トップに入った。 序盤からベンフィカはFWアンヘル・ディ・マリアを中心に攻め立てる。前半13分に先制に成功。右サイドでディ・マリアのパスを受けたMFフレデリク・アウルスネスがクロスを上げる。マイナス方向に流れたボールに、走り込んできたFWアンドレアス・シェルデルップがダイレクトで合わせ、ゴールを決め切った。 バイエルンはシュートまで持ち込めない展開が続く。一方、試合会場のバンク・オブ・アメリカ・スタジアムは35度近くまで気温が上昇。給水タイム後の前半37分にはベンフィカFWジャンルカ・プレスティアーニがピッチに仰向けになってしまい、医療スタッフに氷を首元に当てられながらピッチを一時退場するアクシデントも起きた。 前半終わり際にはバイエルンも攻勢。前半アディショナルタイムにはFWレロイ・サネのクロスにミュラーが合わせるが、ミートできずに不発に終わった。 前半を0-1で折り返したバイエルンは、ハーフタイムに3枚替え。ケイン、キミッヒ、MFマイケル・オリーズを投入すると、試合の流れはバイエルンに傾いていく。 後半16分、バイエルンが決定機を作る。キミッヒがオリーズからパスを受け、PA手前から左足ミドル。ゴールネットを揺らすが、オフサイド位置にいたケインがゴールに関与したとみなされ、得点は認められなかった。 終盤には攻め立てるバイエルンに対し、ベンフィカはGKアナトリー・トルビンと5バックで守り切る。試合はそのまま終了し、1-0で勝利したベンフィカが勝ち点7で首位通過。バイエルンは2位通過となった。