“子供にiPadを渡すのが怖い”を解消 『トイ・ストーリー5』のLilypadになれる、BelkinのiPadケースを試す(1/3 ページ)

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 子供にiPadを渡し、知育アプリや動画を見せる光景は、今や日常のものとなった。しかし実のところ、保護者の心中は穏やかではない。ずっしりと重く、表面がツルツルとしたアルミボディーは子供の小さな手から滑り落ちやすく、フローリングへの落下や角をぶつけることによるディスプレイ割れのリスクが常に付きまとう。さらに、おやつを食べた手で触ったり、なめたりすることを考えると、衛生面や素材の安全性への不安も拭えない。

 子供が安心して扱えるタフな仕様と、思わず手に取りたくなる遊び心を両立させた選択肢として登場したのが、Belkinの「ディズニー『トイ・ストーリー5』「リリーパッド」 ストラップ付き iPadケース(iPad 第10世代・第11世代対応)」(以下、Lilypadケース)だ。製品名の通り、第10世代(A14)と第11世代(A16)のiPadに対応する。Amazonでの販売価格は、執筆時点で6720円となっている。

 今回、このLilypadケースをメーカーから借用する機会を得た。筆者のiPad(第11世代)に実際に装着し、使い勝手や注意点を紹介していく。

Belkin「ディズニー『トイ・ストーリー5』「リリーパッド」 ストラップ付き iPadケース(iPad 第10世代・第11世代対応)」

 本製品は、ディズニーの最新作『トイ・ストーリー5』に登場する子供向けのカエル型タブレット「Lilypad」をモチーフにした公式ライセンスケースである。上部に飛び出した大きな目玉やユーモラスな表情、鮮やかなグリーンのボディーが目を引く。iPadを装着すれば、まるで作品の中から抜け出してきたかのような姿になり、子供の興味を強く引きつけるだろう。

iPad装着前のLilypad
厚紙を取り外したところ。ストラップと保証書が付属する

 保護性能の要となるボディーには、軽さと高いクッション性、柔軟性を兼ね備えたEVAフォーム素材をふんだんに使い、肉厚に仕上げている。外周部は分厚く、エッジは丸みを帯びた形状だ。カーペットに限らず、硬い床の上に落としても衝撃をフォーム全体で吸収/分散するため、iPad本体はもちろん、フローリングの床も傷つきにくい。

写真では分かりづらいが、ボディーの四隅には弾力性と柔軟性を兼ね備えたEVAフォームを採用している

 背面上部には、小さな手でも握りやすい伸縮性のキャリングハンドルを備えており、家の中で部屋から部屋へ気軽に持ち運べる。外出時には付属のストラップを取り付ければ、ショルダーバッグのように肩から提げられる。肉厚なボディーのおかげで、グリップ部分がつかみやすいのも特長だ。

伸縮性キャリングハンドルを収納した状態
ぐっと引っ張ると、このように伸ばせる
丈夫なカラビナを備えたストラップ
厚みがあるため、しっかりと握れる

 背面にはキックスタンドを内蔵している。しっかりとした固さがあるため、動画視聴時はもちろん、画面を頻繁にタッチするインタラクティブな教育アプリの利用時でも、iPadが倒れる心配はない。

キックスタンドは、よく見るとハスの葉をかたどっている。芸が細かい

 機能面だけでなく、素材面でも安全性に配慮している。幼い子供が日常的に触れても安心な“無毒性素材”を採用しているほか、表面には防汚加工を施しており、食べこぼしや皮脂汚れもさっと水拭きするだけで清潔に保てる。

 iPadをすっぽりと覆う形状のため、「音量はどうやって調整するのか」「トップボタン(Touch IDセンサー)にはどうアクセスすればよいのか」「充電はできるのか」といった点が気になるだろう。

 その点は心配無用だ。トップボタンにアクセスするための“キャップ”や押しやすい音量ボタン、充電ポート用のホールがきちんと備わっている。

トップボタンにアクセスできるよう、キャップが設けられている
実際に操作するのは上方に見える部分で、ここを押すとiPad本体の音量ボタンが押される仕組みだ
充電ポート用のホール。ケースを装着したまま充電できる

 なお、後述するプラスチックケースを取り外した状態で、ケース単体の質量は約738gだった。

ケース単体の質量は約738gだった

 それでは、早速iPadを取り付けていこう。

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 Belkinは、Lilypad専用の壁紙も用意している。装着後にダウンロードして設定してみたところ、まるで映画の中からLilypadが飛び出してきたような見た目になり、思わず「Hey, Lily!」と呼びかけそうになった。

専用壁紙を設定すると、作品で見たLilypadそのものになった

 伸縮性ハンドルは適度な太さがあり、子供にも大人にも握りやすい。ストラップはLilypadの足型をモチーフにした遊び心あるデザインに加え、幅広で肩に食い込みにくそうだ。カラビナも頑丈なので、ストラップをつかんで振り回したとしても、iPadごとケースがどこかへ飛んでいってしまうことはないだろう。

適度な太さがあるため握りやすく、長時間持ち歩いても手が痛くなりにくい
幅広のストラップなので、肩に食い込みにくい
ストラップのアップ。かわいらしい柄があしらわれている
このカラビナは非常に頑丈で、着脱にはかなりの力が必要だった。これなら振り回しても、iPadがどこかへ飛んでいく心配はないだろう。また、カラビナを取り付けるケース側のホールは布製でよくしなるため、カラビナを外しているときに体に当たって痛い思いをすることもない

 キックスタンドは非常に固く、角度を調整するのは難しい。事実上、角度は固定と考えた方がよいだろう。ただ、その固さのおかげで、指で押しても倒れない安定感が生まれている。これなら、子供が勢いよく画面をタッチしても倒れる心配はなさそうだ。

指で力強く押しても倒れない。製品紹介ページには「角度調整可」とあるが、実際に調整するのはかなり難しい

 実はこのケースを初めて見たとき、「しまった、手持ちのiPadはどぎついピンク色だ。こんなことならブルーかイエローを選んでおけばよかった!」と少し後悔した。しかし、その心配は杞憂に終わった。しっかり装着すると、ベゼルの黒い部分より外側にある色付きのボディーは完全に隠れ、iPad本体の色が全く分からなくなるからだ。これなら手持ちのiPadが何色でも、「こんなのLilypadじゃない!」と子供から文句を言われることはないだろう。

色の付いたボディー部分が完全に隠れる。手持ちのiPadが何色でも、Lilypadに擬態できる

 BelkinのLilypadケースは、まさに映画の中から抜け出してきたかのようなiPadケースである。Lilypadを知らない子供でも、愛嬌のある顔立ちに親しみを覚え、iPadを楽しく使ってくれるのではないだろうか。とはいえ、子供がタブレットに夢中になりすぎないよう、保護者として細心の注意を払いたいものである。

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