前場に注目すべき3つのポイント~値がさハイテク株の動向を睨みながらの相場展開に~
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
足もとで不安定な値動きをみせているソフトバンクG<9984>やアドバンテスト<6857>
などにリバウンド狙いの資金が流入する可能性があるだろう。一方で、為替市場で は1ドル=147円と円高傾向にあることで輸出関連は手掛けにくくさせそうだ。米国 では金融株の弱い値動きが目立っていたこともあり、メガバンクへの資金流入は期 待しにくいところであろう。 米政府機関の一部閉鎖の影響から週末の米雇用統計の発表が遅れるとみられ、雇 用統計を警戒した買い手控えはなさそうだ。10月4日の自民党総裁選への思惑から押 し目待ち狙いの買い意欲は強いとみられる。もっとも、積極的な上値追いの流れは 期待しづらく、45000円接近では戻り待ち狙いの売りも意識されそうであり、値がさ ハイテク株の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。 ■西松屋チェ、2Q営業利益 73.05億円西松屋チェ<7545>が発表した2026年2月期第2四半期の連結業績は、売上高が969億7300万円、営業利益は73億500万円だった。商品別の売上高の動向においては、衣料部門は春物衣料が好調に推移するとともに、5月の気温上昇に伴い夏物衣料の売上も伸長した。
■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(46441.10、+43.21) ・ナスダック総合指数は上昇(22755.16、+95.15) ・SOX指数は上昇(6500.28、+130.46) ・シカゴ日経225先物は上昇(44825、+285) ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請・ソニーG<6758>ソニーセミコン、車内監視センサー量産、第2の柱に
・マクセル<6810>米向け「OEMシェーバー」日本に生産移管、関税影響を回避 ・三菱電機<6503>8インチで海外追撃、SiCパワー半導体の新工場来月稼働 ・三菱商事<8058>豪車販売と提携、中古需要対応、来月持ち株会社 ・伊藤忠<8001>イラクに下水処理施設、28年めどトルコ社と、JICAの円借款活用 ・みずほFG<8411>みずほ証券、中国の証券会社設立に許可、北京で開業準備 ・川崎重工<7012>大型ガスエンジン投入、最大30%水素混焼 ・東陽テクニカ<8151>独に拠点、販売・サービス体制充実 ・三菱重工<7011>英プライメタルズ、水素製銑プラント着工、CO2ネットゼロ ・パナソニックHD<6752>冷凍機販売が好調、欧で環境負荷の低さ評価 ・サイフューズ<4892>クラレなどと、細胞大量培養技術基盤を共同開発、再生医療向け ・帝人<3401>豪社と業務提携、再生医療製造受託でアジア太平洋攻勢 ・アステラス製薬<4503>加齢黄斑変性薬の国内承認取得 ・オリンパス<7733>内視鏡検査をアプリで支援、米・欧にサービス投入 ・富士フイルムHD<4901>健診サービス事業拡大、南ア・ドバイに拠点 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 9月マネタリーベース(8月:前年比-4.1%) ・10:30 豪・8月貿易収支(予想:+62.00億豪ドル、7月:+73.1億豪ドル) 《ST》