今日の株式見通し=もみ合い、5万4000円前後で バリュー優位
[東京 16日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、心理的節目の5万4000円前後でのもみ合いが想定される。前日の米国株式市場は反発したが、東京市場では足元の短期的な過熱感やハイテク株の割高感が意識されやすく、週末要因も上値を抑えやすい。きょうも引き続きバリュー株優位の展開となりそうだ。
日経平均の予想レンジは5万3700円─5万4200円。
日経平均は全体的に値動きに乏しい展開となりそうだ。日経平均は衆院解散・総選挙への思惑を背景に、年初から3700円以上上昇しており、足元では急ピッチな上昇に対する警戒感が残る。
市場の関心が各政党の選挙公約や立憲民主党と公明党の新党設立を巡る新たな動きに向かう中、「選挙は買いのアノマリー(経験則)を意識するフェーズはいったん終わり」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との声が聞かれる。きょうは見極めムードの強い相場展開となりそうだ。
一方、ハイテク株の割高感が意識される中、バリュー株への資金シフトは継続するとの見方もある。国内金利が上昇し続ける中、米国では銀行が好決算を相次いで発表しており、追い風となりやすいという。
15日の米国株式市場は3営業日ぶりに反発した。金融大手モルガン・スタンレー(MS.N), opens new tabとゴールドマン・サックス(S.N), opens new tabのなどの銀行株のほか、半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を受けて半導体株も上昇した。
きょうは米国で12月の鉱工業生産のほか、FRB(米連邦準備制度理事会)高官らの発言機会を控えている。
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