米国株式市場=3日ぶり反発、ダウ292ドル高 銀行株や半導体株が高い

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)ビル外で2025年3月撮影。REUTERS/Shannon Stapleton

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は3営業日ぶりに反発。金融大手モルガン・スタンレー(MS.N), opens new tabとゴールドマン・サックス(GS.N), opens new tabが決算を好感して買われたほか、半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を受けて半導体株も上昇した。
モルガン・スタンレーゴールドマンは合併・買収(M&A)などの案件増が寄与し、四半期決算が増益となった。モルガン・スタンレーは5.8%高、ゴールドマンは4.6%高。

今週は他の金融大手が発表した決算がまちまちとなっていたほか、クレジットカード金利の上限を1年間、10%に制限するトランプ大統領の提案を巡る懸念もあり、金融セクターは圧迫されていた。

ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は、投資家は依然としてハイテク株に比べて割安な株を買っているとし、「市場ではこれまでグロース(成長)株かテクノロジー株、そうでなければ全滅という状況が続いてきた」と指摘。だが、きょうは「銀行株や従来の産業株」が好調だと語った。

この日は半導体株を中心にハイテクセクターも上昇した。TSMC(2330.TW), opens new tabが15日発表した第4・四半期決算は、純利益が35%増加し、過去最高を記録。人工知能(AI)向け半導体の需要が急増した。今年も力強い成長が続くとの見通しを示すとともに、米国での生産能力拡大を示唆した。同社の米市場上場株は4.4%上昇した。

アラン・B・ランツ・アンド・アソシエーツのアラン・ランツ社長は「ハイテク株に関しては、バリュエーションが少し先行しすぎているのではないかという懸念があった」とした上で、「今朝のTSMCのニュースで、その懸念は払拭された」と語った。

今年に入り、割安株を選好する投資家の動きからバリュエーションが割高なハイテク株やグロース株はこのところ幾分勢いを失っている。

中型株で構成するS&P400種(.IDX), opens new tabや小型株で構成するラッセル2000指数(.RUT), opens new tabは年初以降、S&P総合500種(.SPX), opens new tabをアウトパフォームしている。ラッセル2000指数は終値で最高値を更新した。
金融セクターでは、世界最大の資産運用会社ブラックロック(BLK.N), opens new tabも5.9%上昇。第4・四半期の運用資産が過去最高の14兆ドルに達した。

米取引所の合算出来高は191億2000万株。直近20営業日の平均は168億1000万株。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.92対1の比率で上回った。ナスダックでも1.26対1で値上がり銘柄が多かった。

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