今日の株式見通し=買い先行、米・イラン再協議の思惑継続 5万8000円回復も
[東京 15日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、買いが先行すると見込まれている。米国とイランの再協議への思惑が広がる中、前日の米国市場で主要3指数が上昇したことを好感する買いが先行しそうだ。節目の5万8000円回復も想定される。一方、短期的な過熱感はつきまとい、買い一巡後は利益確定売りによって上昇ペースが鈍化するとみられる。
日経平均の予想レンジは5万7300円─5万9000円。
日経平均は中東情勢の緊迫化を背景にした下落からの回復局面が継続するとみられている。市場では「(下落局面で)ショート(売り)がたまっていただけに、楽観に傾くと短期上昇モメンタムが強まりやすい」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成社長)との声が聞かれる。
日経平均への寄与度の高い半導体関連株との相関が意識される米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が連日の高値更新となっていることが追い風になり得る。
一方、日経平均は米・イランの2週間停戦が伝わって以降、5営業日で4400円上昇した。25日移動平均線からの上方乖離は7%となり、買われすぎとされる5%を上回る。「短期的な過熱感もある。市場が冷静になればマイナスもあり得る」(秋野氏)との見方もある。
原油価格の動向が落ち着きを見せていることが株買い要因の一つとなっており、引き続き目配りは必要になる。
きょうは国内で2月機械受注や3月訪日外国人客数の発表がある。海外では米国で地区連銀経済報告が公表されるほか、米連邦準備理事会(FRB)の複数の高官による発言機会がある。
前日の米国株式市場では主要3指数が続伸した。中東紛争解決を巡り楽観的な見方が高まる中、ナスダック総合(.IXIC), opens new tabは2%上昇し10営業日続伸、S&P総合500種(.SPX), opens new tabは1%上昇して終値での最高値に迫った。14日に発表された3月の米卸売物価指数(PPI)上昇率が市場予想を下回ったことも市場に一定の安心感をもたらした。
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