【NY為替オープニング】米8月雇用統計、ネガティブサプライズは更なるドル売りに|FX・為替ニュース

◇重要イベント・ポイント ・米・8月雇用統計(非農業部門雇用者数:予想:+5.5万人、6月:-2.3万人)、失業率(予想:4.1%、7月4.1%) ・英・ベイリーイングランド銀行(英中央銀行)総裁が講演 ・加・8月失業率 

・片山財務相「ベッセント米財務長官から日本の経済政策について要求なかった」「他国の財務相が中央銀行に要求することはない」

4日のNY外為市場では米8月雇用統計に注目が集まる。米労働統計局が発表する8月雇用統計で失業率は4.1%と、7月と同様歴史的にも低水準を維持する公算となっている。非製造業部門雇用者数は+5万人と、7月-2.3万人から回復予想。一部指標では雇用減速の兆候が示唆されており、ネガティブサプライズにも注視が必要と見られる。予想外に2カ月連続の減速となると9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測がさらに後退し、ドル売りがさらに加速すると見る。片山財務相は「ベッセント米財務長官から日本の経済政策について要求なかった」「他国の財務相が中央銀行に要求することはない」としたため円売りが優勢となったが、日本の利上げや円安是正介入警戒感に円は引き続き売りづらい環境と見られる。

連邦準備制度理事会(FRB)の議長、副議長と同様に影響力のあるNY連銀のウィリアムズ総裁は最近の「インフレは緩やかに鈍化基調」とし、「金利は正しい位置」と政策据え置きを示唆したことに加え、ウォラー理事は最近のデータで、「ようやくディスインフレの兆候が見られた」、もし、ディスインフレが続けば、政策据え置きを支持すると言及するなど、連邦公開市場委員会(FOMC)高官もタカ派姿勢を弱めつつあり、年内の過剰な利上げ観測を受けたドル買いが後退しつつある。

米国経済の7割を消費が占めるため注目されていたISM非製造業同指数の雇用項目は47.8と、前月47.4に続き再び50を割り込み、活動縮小となった。全米の製造業活動を示すISM製造業景況指数の雇用は51.2と、7月52.8に続き2カ月連続で50を上回り活動拡大となった。民間部門の雇用統計となるADP雇用統計の8月分は+3.8万人と1月来で最低の伸びにとどまった。コンファレンスボードが発表した8 月消費者信頼感指数で、エコノミストが雇用状況を判断するうえで注視している雇用「十分」27.0と「困難」22.5の差は7.5と、7月2.7から改善し4月の年初来で最高となった。しかし、1年前の11.1からは低下。消費者は将来の雇用状況にも悲観的。6カ月先に雇用が増加するとの見方は14.6と、16.4から低下。年初来で最低となった。雇用減は26.1と、25.3から上昇した。賃金の上昇予想も17.6と、19.5から低下し、年初来で最低となった。7月JOLT求人件数は表明的には労働市場の健全さが示されたものの、6月分の大幅下方修正による結果で、実際は冴えない内容と指摘されている。8月雇用統計でも7月に続き2カ月連続で雇用減少リスクも指摘されている。

・ドル・円、200日移動平均水準158.43円。

・ユーロ・ドル、200日移動平均水準1.1634ドル。

ニューヨーク市場はドル・円156円30銭、ユーロ・ドル1.1621ドル、ユーロ・円181円67銭、ポンド・ドル1.3535ドル、ドル・スイス0.8091フランで寄り付いた。

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