【欧州市況】株小幅高、トランプ氏の対イラン決定先送りで懸念緩和
Kit Rees
20日の欧州株は小幅高。トランプ米大統領がイランを攻撃するかは2週間以内に決定を下すとの意向を示したことから、地政学を巡る懸念がやや和らいだ。ストックス欧州600指数は0.1%高。業種別では保険株や旅行・娯楽関連株が買いを集めた。一方、ヘルスケア株は下落した。
イスラエルとイランの衝突が中東全域に波及する恐れがあるとの懸念が広がる中、堅調だった欧州株の回復は今月に入って停滞している。
モーニングスターのチーフ株式ストラテジスト、マイケル・フィールド氏は、市場にとって今は決算発表シーズンの合間の「静かな時期だ」と述べ、「たとえば欧州連合(EU)と米国の貿易協定といった前向きなニュースが出れば、状況は容易に変わる可能性がある」と続けた。
欧州債市場ではドイツ債、英国債ともほぼ変わらずだった。
6月20日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
株 終値 前営業日比 変化率 ストックス欧州株600 536.53 +0.67 +0.13% 英FT100 8,774.65 -17.15 -0.20% 独DAX 23,350.55 +293.17 +1.27% 仏CAC40 7,589.66 +36.21 +0.48% 債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.85% +0.01 独国債10年物 2.52% -0.01 英国債10年物 4.54% +0.01原題:European Stocks Rise After Trump Delays Decision on Iran Strike
Stocks Rattled by Chip Rout Amid Big Options Test: Markets Wrap
(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE