つまずきやすいのは、こんな問題 学力調査の結果を県教委が詳細分析

全国学力調査の小6算数の問題(朝日新聞)

 小学6年生と中学3年生を対象にした2026年度の全国学力調査の結果を受け、岩手県教育委員会が県内の状況を分析した。特に算数・数学と英語で、知識の理解や場面に応じた活用に課題があるという。どんな問題につまずきがあるのか。

【写真】動画・SNSの時間長いほど低い正答率

 県内の平均正答率は、国語は小6、中3とも全国と同程度だった。一方、小6算数と中3数学は、全国をやや下回った。 中3英語の結果は、問題の難易度などを考慮して生徒の学力を推定するIRTスコアで表され、県内平均は全国を下回った。 県教委は、今後の指導に役立ててもらおうと、こうした結果をさらに詳しく分析した。 英語で全国の正答率と最も差があった問題は、「留学生のメイに昨日の出来事を質問した」という設定で、メイが行った場所(公園)と、何をしたか(テニス)を英文で書くというもの。 正答は「Mei went to the park」や「Mei played tennis」など。「昨日の出来事」なので、goやplayを過去形にできるかが鍵だ。ただ、問題に「過去形にしなさい」という文言はない。あるのは「昨日の出来事を質問した」という状況説明のみだ。 県教委の担当者は「goの過去形がwentだと知っていても、場面に合う時制を判断できなかった子が多いのでは」と推察する。「状況に応じて生徒が自分で気づけるような授業の工夫が必要だ」と指摘した。 教える時の一例として、「明日の予定だったら?」「昨日の出来事だったら?」などと、授業の中でさまざまな場面を想定して生徒に語りかける案も挙げた。

 同様の傾向は、算数・数学でも見られたという。

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