(2ページ目)長髪、涙、獄中結婚も…『NHK党』立花孝志被告の“立花劇場”はほとんどスルーされた背景
そんな被告に立花氏は同情し、法廷で
「宮西君に怒りはなくて、境遇は私の生い立ちに近い。環境がゆがんだ正義感を生んだと理解できる。私が親身になって話ができる人、力強く更生について接する人物ではないかと思っている」
と被告の“更生人”に名乗りを上げた。公判3回目となった10月6日には、勾留先の東京拘置所でしたためた手紙を読み上げ
「立花と友達になろう」
と呼びかけ。被告の実刑判決は免れないことから、涙ながらに
「僕は獄中結婚した。体は不自由だけど、心は幸せだよ。宮西君も何とかやっていこうね」
とエールを送る場面もあった。
ロン毛で出廷し、被告を糾弾するどころか、涙ながらにエールを送り……極めつきは獄中結婚の告白。お相手女性は以前から立花氏の傍らにいた女性で、“立花番”記者の間ではおなじみだという。本サイトの取材に対してテレビ局関係者は、
「およそ1年ぶりに“立花劇場”を見た感じです。本人も久しぶりに神戸拘置所を出て自分をアピールするチャンス。ロン毛も結婚発表も、練りに練ったプランだったと思います」
と分析。ただし、これらの詳細を報じたのは一部メディアのみで、テレビや全国紙は殺人未遂事件として最低限の事実関係を報じたのみだった。前出のテレビ局関係者は
「上司からは“立花劇場”に付き合うことなく、淡々と伝えてくれればいいからと念を押されていました」
と明かした上で、その理由を次のように推察する。
「立花氏が被告の更生に名乗りを上げたことも、獄中結婚も事件の本筋とは離れた話です。あくまで被告の動機と量刑を正しく伝えるだけでいい。これまで立花氏を過度に取り上げた反省点もあるのだと思います」(同・テレビ局関係者)
立花氏が被告となっている名誉毀損事件では、異例の長期勾留が続いている。兵庫県警は亡くなった元県議を巡り、立花氏にデマを流されたことに今も立腹しているという。
「名誉毀損で約1年の勾留は異例中の異例。一部で『人質司法』との批判もありますが、初公判が終わるまで保釈は厳しそうです。今回の裁判を見ても分かるとおり、立花被告のパフォーマンスは脅威。いまだ初公判の期日も決まっていません。立花被告の影響力を削ぎ『あの人は今』状態にしたいのでしょう」(全国紙社会部記者)
それでもめげない立花氏は10月5日に公式ホームページを更新し、16日告示、25日投開票の兵庫県議高砂市選挙区補選への立候補を表明した。現職の山本敏信氏が死去したことに伴うもの。立花氏はいわゆる“獄中出馬”となる。
「あの手この手で存在感を示そうとしていますよね。当局の渋い顔が目に浮かびます(笑)。来年4月の統一地方選・兵庫県議会議員選挙に尼崎選挙区で出馬する意向も示しています」(同・全国紙記者)
果たしてどれだけ話題になるのか――。