日本ではいつ登場!? 欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた全長3.9mのハッチバック ルノー新型「サンク」ってどんなクルマ?
2025年1月10日にルノー「5(サンク) E-TECH エレクトリック」が「欧州カーオブザイヤー2025」を受賞し、注目を集めています。
ルノー・ジャポンによると、日本での導入は検討中の段階ということですが、どのような特徴を持ったクルマなのでしょうか。
サンクE-TECH エレクトリックは2024年2月26日、スイスで開催された「ジュネーブ国際モーターショー」にて世界初公開されました。
新型サンクは、1972年に登場した初代「5」のデザインやコンセプトをベースに、バッテリーEVとして再構築されたBセグメントのコンパクトハッチバックモデルです。
1984年に2代目へと進化し、1990年には後継の「クリオ(日本名:ルーテシア)」へと移行しましたが、このたび34年ぶりにサンクの名が復活しました。
ボディサイズは全長3920mm×全幅1770mm×全高1500mm、ホイールベースは2540mmで、ルーテシアよりもやや小ぶりなサイズに仕上げられています。
車両重量はバッテリー容量によって異なり、40kWh仕様で1350kgとされています。
搭載されるモーターは70kW(95馬力/215Nm)、90kW(120馬力/225Nm)、110kW(150馬力/245Nm)の3種類。
リチウムイオンバッテリーは40kWhと52kWhが用意され、それぞれWLTPモードで最大航続距離300kmと400kmを実現します。
110kW仕様では、0-100km/h加速が約8秒、80-120km/hの追い越し加速は7秒、最高速度は150km/hに設定されており、日常の走行性能としては十分なスペックといえるかもしれません。
ベースとなっているのは新開発の「AmpR Small」プラットフォーム(旧CMF-B EV)で、既存のキャプチャーやルーテシアと部品を共有しながらコストの抑制も図られています。
外観デザインには、1972年の初代モデルで印象的だったヘッドライトや縦型リアライト、カラールーフトリムといった意匠をモチーフにしながらも、現代的な処理が随所に施されています。
とくにボンネットのベントグリルは、EVならではの充電インジケーターとして機能を変えて搭載されており、近づくと点灯する演出も加えられています。
LEDヘッドライトも、ドライバーの接近に反応してウインクする仕様が用意され、未来的なギミックとして注目されています。
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欧州での価格は約408万円から
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