巨人・坂本勇人が交流戦通算安打数で歴代2位に並ぶ 残り5戦で1位奪取も射程

◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人2―1日本ハム(18日・東京ドーム)

 坂本がまた一つ、メモリアルな一打を刻んだ。両軍無得点の初回1死で、5球目の外角139キロの直球を中前へ。コンパクトに振り抜いた一打は交流戦通算333安打目となり、阪神やロッテで活躍した鳥谷敬に並んで歴代2位タイに浮上。「一本一本積み重ねてきたものだと思う」と静かにうなずいた。

 1軍再昇格後は外野の正面を突く惜しい打球も多く、27打数6安打で打率2割2分2厘。打撃の感覚に合わせて内外角の低めにスタンドを置いたティー打撃を取り入れるなど、日々の練習から試行錯誤を続けて状態を上げている。

 東京D通算999試合出場となり、19日の日本ハム戦で阿部慎之助(1019試合)に続き史上2人目の“大台”に到達することが濃厚だ。交流戦安打の歴代1位・栗山巧(西武)の337本も残り4本に迫ったレジェンドは「あと(交流戦)5試合ね。一本でも多く打てるように、変わらずやるだけです」と見据えた。

 ◆交流戦安打5傑  

 順 選 手 (所属)数

〈1〉☆栗山 巧(西) 337

〈2〉鳥谷  敬(ロ) 333

 〃 ☆坂本勇人(巨) 333

〈4〉青木 宣親(ヤ) 330

〈5〉今江 年晶(楽) 311

※☆は現役。所属は最終所属。

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