『サンダーボルツ*』セバスチャン・スタン、バッキー役14年「これからも続けたい」変化し続ける楽しさ|シネマトゥデイ
映画『サンダーボルツ*』(全国公開中)でバッキー・バーンズを再演したセバスチャン・スタンがインタビューに応じ、初登場作『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)から14年演じ続けているキャラクターとの向き合い方を語った。
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スティーブ・ロジャースの親友で知られるバッキーは、悪の組織ヒドラに洗脳され、暗殺者ウィンター・ソルジャーとして長年利用されてきた。本来の人格と記憶を取り戻した後は、暗殺者時代の過去と向き合い、苦悩していた。本作では無法者たちで構成された「サンダーボルツ*」のまとめ役として、チームを引っ張っていく。
ADVERTISEMENT『ザ・ファースト・アベンジャー』から14年、バッキーを演じる際には「決して結果を計画しない(決めない)ように」ということを意識していたセバスチャン。バッキーは「進化し続けるキャラクター」であると語り、彼が登場する作品で新たな一面を見つけることが楽しみになっているという。
「ある意味、バッキーは常に自分自身を探し求めています。そして、毎回(この役に)戻って、彼自身が自分を探して求めているのと同じように、新しい発見に挑むのが楽しいんです。だから、ある意味、僕はずっとこのキャラクターに導かれるように演じたいと思っていたんです。『今は彼がこうなる、ああなる時期だ』『いや、僕は彼のこの部分がもっと好きなので、それを演じ続けたい』といった先入観を持って臨むのではなく、彼は常に進化しています。それが楽しさなんです。これからもそういったやり方を続けたいと思います」
『サンダーボルツ*』では、バッキーのユーモアセンスにさらに磨きがかかったとセバスチャンは語る。「バッキー・バーンズとウィンター・ソルジャーを組み合わせたようなものを見つけた感じでした。ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の撮影では、様々なやり方で(この役に)アプローチしました。そして彼は、リアルな自分と、自分のそういった面をしっかりと掴むところまで辿り着いたと思うんです。そして今、彼はそれを好きなように表現できるようになったんです」
ADVERTISEMENT「(『サンダーボルツ*』では)いくつかのアクションや、新しいやり方で、そういったことを表現する機会がありました。特に、違う俳優たちに囲まれている時は常に新しい発見があります。そして明らかに、今回のグループや、(そこでの)違う関係が、多くの違う側面を引き出してくれました」
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の舵をとってきたケヴィン・ファイギは、『サンダーボルツ*』のメンバーに対して、自由にアイデアを出す場を提供していたという。「僕にこのキャラクターのオーナーシップ(主体性)を与えてくれたんです。15年間彼を演じてきた後、ここでもし何か感じたことがあれば、例えば『これはちょっと違うな』『この方がもっと良いアイデアになるかも』と感じることがあれば、是非聞かせてください』という感じです。そういう意味では、とても協力的でした」
「15年経って、彼(ファイギ)のような立場の人から、そう言ってもらえるのは素晴らしいです」と続けたセバスチャン。「彼は僕たちに、これからもどんどん自分のアイデアをそこに持ち込んでもらいたいと本当に思っているんです。そして、恐らくそれが、最終的に(映画の中で)チームのダイナミック(躍動感)がああなった大きな理由だと思います。全員がそうするように促されていたからなんです」とサンダーボルツ*の団結力が強い理由を語っていた。(編集部・倉本拓弥)
ファイナル予告|過去は消えない、でもやるしかない。|「サンダーボルツ*」5月2日(金)日米同時公開! » 動画の詳細※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。