10月1日〜熊本の温泉宿は60%オフ!「九州ふっこう応援割」で行きたい 温泉専門家おすすめの名湯5選
こんにちは、温泉ジャーナリストの植竹深雪です。
昨日9月11日、九州の旅行支援策「九州ふっこう応援割」の詳細が発表されました。
今回は熊本に焦点をあててまとめます。制度のポイントと、この機会にこそ足を運んでほしいおすすめの温泉5選を厳選しご紹介します。
九州ふっこう応援割とは?
令和8年に起きた熊本地震の影響により、熊本県をはじめ九州地方全域で宿泊予約のキャンセルが相次ぎました。落ち込んだ観光需要をできるだけ早く取り戻すためにと始めるのが、この「九州ふっこう応援割」。
財源は国土交通省の予備費155億円で、福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島の九州7県すべてが対象になります。
概要のまとめ
・割引率:熊本県・鹿児島県は最大60%、その他5県は最大50%
・割引上限額(1人1泊あたり)宿泊のみ、または交通付き旅行(1泊):2万円
交通付き旅行(2泊以上):3万円 、2県以上を周遊する旅行:3万5000円
・対象期間:2026年10月1日宿泊分〜
・予約開始日:熊本県は9月15日10時〜
(熊本県は9月11日、制度の詳細と予約開始日を正式発表)
・対象外:ビジネス出張、日帰り旅行
・予約方法:各県が指定するOTA(オンライン旅行予約サイト)や旅行会社経由
割引率は基本50パーセントですが、被害の大きかった熊本県と鹿児島県は60パーセントとやや手厚くなっています。
上限額は、宿泊だけ、または1泊の交通付きプランで1人1泊2万円まで。2泊以上の交通付きプランなら3万円まで、2県以上をまたぐ周遊プランなら3万5000円までです。単純計算でも、熊本県内の宿であれば1泊分の宿泊料金がかなり抑えられることになります。
対象になるのは2026年10月1日宿泊分から。
熊本県は一足先に動き出していて、9月15日午前10時から予約受付が始まります。人気の高い宿から埋まっていくことが予想されるため、行き先を決めているなら早めの予約が安心です。ビジネス出張や日帰り旅行は対象外なのでご注意を。
この機会に行きたい熊本の名湯5選
今回は割引という後押しがある今だからこそ、普段はなかなか足を延ばせない少しハイクラスな名湯にも挑戦してほしいと思います。口コミ高評価、湯も素晴らしく温泉専門家としておすすめしたい、熊本の名湯5つをご紹介します。
・いやしの里 樹やしき(黒川温泉)
全国的には熊本の温泉を探すとき、黒川温泉に行ってみたいという声をよく聞きます。そんな黒川温泉の中でも「部屋も、湯も、もてなしも、全部が高いレベルで揃っている」という評判で選ばれがちなのが樹やしき。
黒川温泉の中心から少し離れた場所にあり、源泉かけ流しの露天風呂が付いた離れと大浴場と温泉が充実していて、四季の景色に包まれながら、名湯を楽しめます。行き届いた接客と食事の満足度に加え、近年はバーラウンジも整い、宿での時間そのものも充実の満足度が高い湯宿です。
・人吉旅館(人吉温泉)
球磨川のほとりに建つ、国登録有形文化財の木造旅館が素敵な人吉旅館。温泉は鮮度がいい湯にしか感じらないアブラ臭をほのかに感じたナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉。湯はとろみのある浴感で、「美人の湯」の泉質のうちのひとつ。令和2年の豪雨で大きな被害を受けましたが、地域の支えを受けてようやく再建を果たした尊い温泉旅館です。韓国出身の女将さん謹製のキムチも絶品です。
・眺山庭(山鹿温泉)
通常大浴場は撮影禁止ですが特別に許可をいただき撮影したものを使用熊本県に温泉は豊富にありますが、トロトロ浴感の極上湯を味わいたいなら平山か山鹿温泉周辺がおすすめ。なかでも「記念日に、少し贅沢な一泊を」という人にも選ばれ続けている眺山庭は口コミ高評価で人気がある湯宿です。
山鹿温泉の中でも街を見下ろす高台に建ち、景観を活かして造られた客室の温泉や大浴場の露天風呂が魅力的。アルカリ性単純温泉でトロトロとした浴感の湯がとても気持ちいい温泉で、ひとり旅でご自愛や大切な方とゆっくり過ごしたい旅におすすめです。
・地獄温泉青風荘.
阿蘇五岳のひとつ、烏帽子岳の中腹に湧いている温泉で、名物は泥湯の露天風呂「すずめの湯」。混浴なので、湯浴み着をレンタルして入るスタイルになっています。鉱泥のパックをすることができ、使用前使用後で肌のトーンの違いを実感することができました。この他の男女別の内湯やひんやりとした冷泉があったりと温泉の種類が豊富。異なる源泉を使っているので湯めぐり気分で温泉を楽しむことができます。
・湯宿 小国のオーベルジュ わいた館(はげの湯温泉)
涌蓋山のふもと、わいた温泉郷にたたずむ一軒宿。美しいコバルトブルーの湯が素晴らしく、遠方からもリピーターが多く訪れる湯宿です。混浴露天風呂のほか、趣異なる5つの貸切風呂をはしご湯のように楽しめますが、なかでも「天空の湯」は特にフォトジェニックで人気があります。タイミングがあえば雲海が湯船に浸かりながら見れるかも…?
ジビエのほか、フレンチとイタリアンを掛け合わせた創作料理も絶品です。
動くなら早めがおすすめ
どの宿も、地震や豪雨といった自然の厳しさを経験しながら、湯と建物を守り続けてきました。そこに残っているのは、効率だけでは測れない湯の質と、宿の人たちの積み重ねてきた時間です。
割引は、あくまできっかけにすぎませんが、やはりなかなか足を運びにくいと思っていた方達にはいい機会となると思います。この機会に実際に旅をして、その湯に触れてみることこそが、いちばんの応援になるはずですのでぜひ旅を計画してみてはいかがでしょうか?他県編もお届けする予定です。
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