TikTok米事業、国内に買い手 売却期限さらに延長も=トランプ氏

トランプ米大統領は22日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業買収を巡り、米国内での買い手を獲得しているほか、TikTok親会社の中国企業の字節跳動(バイトダンス)がTikTokの米国事業を売却する期限をさらに延長する可能性があると述べた。1月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ワシントン 22日 ロイター] - トランプ米大統領は22日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業買収を巡り、米国内での買い手を獲得しているほか、TikTok親会社の中国企業の字節跳動(バイトダンス)がTikTokの米国事業の売却期限をさらに延長する可能性があると述べた。

買い手の個人名や企業名は挙げなかったが、「意欲を示している非常に有力な米国の買い手がいる」とした。

プライバシーや国家安全保障について懸念があるかと問われ、トランプ大統領は「実際のところない。非常に行き過ぎた懸念だと思う。私はTikTokのファンだ」と答えた。

また、TikTokについて中国の習近平国家主席とはまだ話し合っていないものの、適切な時期に話し合うつもりだと述べた。「その間、物事の複雑さが解決するまで、もう少し延長するだけだ」とした。

一部の議員からは、トランプ政権が法律を無視し、国家安全保障上の懸念を軽視しているとして、売却期限延長に対する批判の声が上がっている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: