中間選挙に大敗してもトランプ暴走は止まらない! 世界で進む"アメリカ離れ"で日本はどうする?
2025年、就任直後から大統領令を連発し、国内外を振り回してきた第2次トランプ政権。 【写真】次期大統領選の有力候補 例年どおりなら、中間選挙を控える年の政権は少し落ち着くのが常道だが、現実は真逆。トランプ大統領は議会も司法も意に介さず、むしろアクセルを踏み込もうとしている。中間選挙の年に、なぜ暴走は止まらないの!? * * * 【議会も司法も止められない!】 発足から1年。まだ任期の4分の1にもかかわらず、何度も何度も世界をざわつかせている第2次トランプ政権だが「2026年もやりたい放題が続く」と断言するのが、国際政治学者で上智大学教授の前嶋和弘氏だ。 「第1次政権時にはマティス国防長官など、トランプ大統領にブレーキをかけられる人が一定数いましたが、第2次政権にはいなくなりました。 そのため、この1年は各国に対する相互関税の一方的な導入に始まり、強硬な移民の排斥・取り締まり。さらにはカリフォルニア州や首都ワシントンへの『治安維持』を名目にした州兵・海兵隊の動員など、大統領令を連発して政策を強行してきた。そもそも止める人がいない上に、議会や司法でさえも止められないため、この傾向は今年も続くでしょう」 議会が止められないとはどういうことか? 「例えば、今年11月3日には"大統領への中間テスト"とも呼ばれる中間選挙がありますが、共和党がどれだけ大敗しようがトランプは気にしません。 そもそも中間選挙は基本的に大統領の政党が負けるものなのです。生活の不満は現政権にあると考えるのが当然ですから。 しかも、下院は総議席数435のうち、共和党220議席、民主党215議席で、共和党のリードはわずか5議席しかない。そのため中間選挙では共和党が大きく減らして、民主党が過半数を奪回する可能性がかなり高いんです。 一方、上院はほとんど変わらず、共和党が辛うじて過半数を維持すると予想されています」 上院は共和党、下院は民主党が多数という"ねじれ状態"になれば、第2次政権後半の2年間は、議会運営が極めて不安定になるのでは?