【〇虎将トーク】阪神・藤川監督、近本三盗「よく分かりませんでした」森下先制打「通常の振り返りはなかなかできない」

六回2死一、三塁、右前適時打を放った阪神・小野寺暖を称える藤川球児監督=甲子園球場(撮影・荒木孝雄)

(JERA クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ、阪神2-0DeNA、第1戦、阪神2勝、15日、甲子園)ゼロ封で先勝した阪神がアドバンテージを含み、2勝0敗とした。六回、東克樹投手(29)から内野安打で出塁した近本光司外野手(30)が犠打で二進後、森下翔太外野手(25)への初球に三盗成功。森下が前進守備の二遊間を破って先制。さらに2死一、三塁で途中出場の小野寺暖外野手(28)が右前に運んで、2点目を加えた。5回降板の村上頌樹投手(27)は二回を除いて得点圏に走者を背負いながらも、無失点でしのいだ。2番手及川雅貴投手(24)が勝利投手。七回途中から石井大智(28)、岩崎優(34)の両投手がつないだ。藤川球児監督(45)の主な一問一答は以下の通り(観衆=4万2643人)。

★テレビインタビュー編

ーー大事な初戦を取った

「チーム全員の力というか、ファンの方を含めて、すごくタイガースらしいゲームになったと思います」

ーー久々の真剣勝負。選手のパフォーマンスはどう映ったか

「やっぱり集中力が非常に高いですから。この辺りはタイガースの野球という感じですね」

ーー得点の前には近本の三盗があった

「よく分かりませんでしたね」

ーー驚いたというところか

「そうですね」

ーー森下が勝負強さを見せた

「あと、いくつか勝たなければいけませんから、あまり…通常の振り返りはなかなかできないかな、というところですね」

ーー試合前に面白い選手が活躍するという話があった中で、小野寺にも一本出た

「まあ、タイガースらしく全員でやる、と。そこに尽きる、と。まあ、1戦目ですから」

ーー投手陣は村上から鉄壁のリリーフ陣につないだ

「また明日以降につなげてやる、と。そこに尽きますね」

ーー第2戦の予告先発は才木

「自由にマウンドで楽しんでもらって…楽しむというか、らしいピッチングをしてくれると思いますから」

★囲み編

ーー14日に楽しむことをメッセージとして発した中で、村上は表情も出していた

「内容は、それ以上は言えないですね。まだ戦っていますから」

ーー球数を使いながらも粘り強く投げていた

「そうですね。また明日も同じように戦うのみですね。あまり言えることがないので、明日と明後日、また明日ですね。頑張ります」

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