日本株は続伸へ、日米首脳会談に期待-半導体関連に買い
横山桃花
28日の日本株は続伸の見込み。米国株高と日米首脳会談への期待から買いが優勢になる。米国で半導体大手のクアルコムやフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したことから、半導体関連株が高くなりそう。
個別銘柄では、日経平均株価から除外されるニデックが売られ、採用されるイビデンが買われそう。
- 米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の清算値は5万0485円と、大阪取引所の通常取引終値(5万0590円)に比べ105円安
- 米S&P500種株価指数は最高値-米10年債利回りは3.98%と2ベーシスポイント低下
野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジスト
- 前日急騰した反動で朝方は売り買いが交錯し、日米首脳会談やアドバンテストの決算に対する期待で徐々に買いが優勢になりそう
- SOXの連日の史上最高値更新もあり半導体関連株が上昇をけん引するとみる
- 日米首脳会談で高市首相とトランプ米大統領の親密感が映像的に醸成されれば、米国と連携していくと期待される
- 昨日の日米財務相会談で金融政策について言及がなかったことも安心感につながる
- 米中の緊張緩和の兆しや米消費者物価指数(CPI)を受けた利下げ観測などの海外要因に加え、高市政権が高い支持率を背景に政策実行力を高めるとの国内要因もあり日本株は強い
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