4.8リッターV型10気筒エンジン搭載の「伝説スーパーカー」実車展示! 世界で2台の「LFAスパイダー」とは

生産はわずか2台のみ、市販すらされなかった幻のオープンスポーツ。レクサス「LFA」のオープンカーモデルである「LFAスパイダー」がトヨタ博物館に展示されます。

世界に2台しか存在しない「LFAスパイダー」とは

 2025年8月13日にトヨタ博物館は、公式SNSでレクサス「LFA」のオープンカーモデルである「LFAスパイダー」を展示することを明かしました。

 生産はわずか2台のみ、市販すらされなかった幻のオープンスポーツ。

 どのような特徴があるのでしょうか。

レクサス「LFAスパイダー」実車展示!

 LFAスパイダーは、トヨタが展開する高級車ブランド・レクサスのフラッグシップ・スーパースポーツカー「LFA」をベースに開発された高性能オープンカーです。

 LFAそのものが2010年から2012年までの限定生産であり、500台のみが世に送り出された希少なモデルですが、LFAスパイダーはさらに稀少で、デモンストレーション用として2台のみが製作されました。

 そのため、市販は一切されておらず、自動車ファンの間でも“幻”の存在として知られています。

 LFAスパイダーは、LFAの持つ性能と個性をそのままに、オープンエアドライブの開放感を追加した特別な1台です。

 ボディサイズは全長4505mm×全幅1895mm×全高1220mm、ホイールベース2605mmで、シャシにはレーシングカー同様のカーボンモノコックを採用。

 パワートレインは、ヤマハと共同開発した4.8リッターV型10気筒エンジン搭載し、6速ASG(Automated Sequential Gearbox)と組み合わせています。

 これにより最高出力560馬力、最大トルク480Nmを発揮し、最高速度は325km/h、0-100km/h加速3.7秒でした。

 エンジンは極少量生産のためエキスパートによる手組みで製作され、各エンジンには担当職人の名前が刻まれたアルミ製プレートが装着されている点も特徴です。

 LFAの最大の魅力のひとつは、官能的なエキゾーストノート、いわゆる「天使の咆哮」と称されるエンジンサウンドです。

 豊かな表情で奏でられるそのサウンドは、クーペモデルでも高く評価されましたが、スパイダーではオープンエアの開放感と相まって、五感を刺激する体験がさらに際立ちます。

 また、人車一体のハンドリング性能も徹底的に追求されており、ドライバーとの一体感を強く感じられる設計となっています。

 LFAスパイダーは、まさに“走る歓び”を極限まで高めた1台といえるでしょう。

※ ※ ※

 なおトヨタ博物館によれば、もともと「LFA(プロトタイプ)」と「トヨタ センチュリーVG20型」が展示されていました。

 今回の車両入替により、前述の「LFAスパイダー(2012年)」と日産「スカイライン 2000GT-R KPGC10型(1970年)」に変わるようです。

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