日経平均は続伸、配当取りが支援 出遅れ物色も

東京証券取引所で2024年12月撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon

[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比342円60銭高の5万0750円39銭で取引を終えた。前日の米国市場が休場で手掛かりを欠いたが、きょうは12月決算企業の権利付き最終売買日となり、配当権利取りを意識した買いが広がった。出遅れ銘柄の物色もみられた。

日経平均は119円高で寄り付いた後も上値を伸ばし、一時534円10銭高の5万0941円に上昇した。配当権利取りを意識した買いが指数を支えたほか、任天堂(7974.T), opens new tabなど出遅れ銘柄の物色も意識された。

前日の米国市場が休場で手掛かりを欠く中、午後にかけてドル/円に連動するような値動きが目立った。大引け前には、利益確定売りが上値を抑える場面もあった。市場では「当面は5万円で値固めではないか。企業業績の市場予想引き上げが進んでいることは下値を支えそうだ」(りそなホールディングスの武居大輝市場企画部ストラテジスト)との見方があった。

TOPIXは取引時間中の史上最高値を更新した後、0.15%高の3423.06ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.15%高の1763.06ポイント。プライム市場の売買代金は3兆7289億6800万円だった。東証33業種では、値上がりはその他製品や情報・通信、海運など14業種、値下がりは非鉄金属やガラス・土石製品、建設など19業種だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が4日続伸し、0.21%高の677.73ポイントだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが861銘柄(53%)、値下がりは672銘柄(41%)、変わらずは71銘柄(4%)だった。

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