「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル(1)・前編】

最大震度6強の揺れを観測した8日の青森県東方沖地震。 青森県のまとめでは、建物被害は1000件以上に上り、特に住宅被害が深刻な八戸市では、いまも不安を抱えながら生活を続けている住人たちがいます。 【写真を見る】大きく裂けた壁・鉄骨は曲がり骨組みがあらわに… 被災地のリアル 圧し潰されそうなほどの「恐怖」と「不安」―。 被災者たちの“リアル”を取材しました。 ※「被災地のリアル(1)・後編」や「写真を見る・被災した住宅」は関連リンクなどからもご覧いただけます。 ■地震でいたるところが壊れた住宅 車中泊などで生活する日々 八戸市糠塚に住む佐々木敬子さん。 12月8日の地震発生時、佐々木さんは2匹の飼い犬とリビングにいて、大きな揺れで壁の石膏の粉が舞い、視界が遮られるほどだったと語ります。築30年の住宅は、いたるところが壊れ、トイレまでにもたどり着けず、車中泊などをしながら生活を続けていると語ります。 ■壁は大きく裂けて骨組みがむき出しに… 鉄骨も曲がるほどの被害 Q.地震があった日から何か片付けたりなどしましたか? 「もう片付けるだけの気持ちが…。もうただただ、怖いだけでした。…気持ちが、そこまで(片付けるなどまで)いきませんでした。(家は)築30年ですかね。三陸はるか沖地震の後ですね」 佐々木さんは、被害にあった自宅の中を案内します。 むき出しの骨組み、曲がった鉄骨に押されるようにして剥がれた壁など…。 震度6強の地震によって、自宅は変わり果ててしまっていました。 それでも、佐々木さんは丁寧に取材に応えていただきました。 ■「怖くて(家に)いられなくて…」“恐怖の場”に変わってしまった自宅 「(地震で壊れたり、物が散乱して)ずっとトイレには行けなかったんです。(その日は)近くの道の駅に避難して、車中泊しました。怖くて(家に)いられなくて…」 大きな亀裂の入った壁。その横にある備蓄品を置いていたという部屋は、地震の影響で中の物品が扉をふさぎ、開けられない状況だといいます。 「これは、色々備蓄していた(部屋)。…ところが開かない。だから、教訓なんですが、ドアの周りには物を置かないっていうことを学習しました。今回の地震で。ここ(この部屋)に行くには、もう壊してからですね…」

ATV青森テレビ
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