故障ゼロのHDDモデルはどれ? 2025年第3四半期版HDDレポートが公開

 クラウドストレージサービスベンダーBackblazeは、自社データセンターで運用しているHDDの稼働状況や故障率、信頼性を分析した調査レポート「Drive Stats」を毎四半期公開している。2025年11月11日(米国時間)、同社は2025年第3四半期(7月1日~9月30日)分のDrive Statsを公開した。 【一覧】故障したHDDの台数やメーカー構成  調査対象となったHDDは、2025年6月30日時点で同社が管理しているHDD全33万2915台(起動ドライブ3970台、データドライブが32万8348台)のうち、データドライブ32万8348台だ。

 Backblazeによると、32万8348台のうち故障したのは1250台、累計稼働日数は2943万1703日だった。1250台のメーカー構成は、以下だった。 Western Digital Corporation傘下のHGST ・8.31% Seagate Technology ・34.08% 東芝 ・33.69% Western Digital Corporation ・23.92%  2025年第3四半期における年間故障率(AFR)は1.55%だった。2024年のAFRは1.57%であり、安定的な推移を示している。  調査レポートでは、2025年7月1日時点で運用台数が100台、累計稼働日数が1万日を超えているHDDのモデルやTB数、AFRを公開している。この中から、2025年第3四半期中に故障台数がゼロだったモデルとしてBackblazeは以下4つを挙げている。 ・HGSTのHMS5C4040BLE640 ・Seagate TechnologyのST8000NM000A ・東芝のMG09ACA16TE ・東芝のMG11ACA24TE  Backblazeによると、中でもST8000NM000Aは故障しないモデルとして挙がる傾向にあるという。同モデルが故障したのは2024年第3四半期で、それ以来故障ゼロを維持している。  一方、AFRが高かったモデルは以下3つだった。 ・Seagate TechnologyのST10000NM0086(7.97%) ・Seagate TechnologyのST14000NM0138(6.86%) ・東芝のMG08ACA16TEY(16.95%)

TechTargetジャパン
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