新たな関税巡る小刻みの発表、利下げ遅らせる可能性=シカゴ連銀総裁

米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は18日、新たな関税措置の発表が小刻みに続いているため、関税の物価への影響が一時的になるという考えは成り立たなくなり、利下げが適切かどうかの判断を下すために一段の時間が必要になる可能性があると述べた。2013年7月撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)

[18日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は18日、新たな関税措置の発表が小刻みに続いているため、関税の物価への影響が一時的になるという考えは成り立たなくなり、利下げが適切かどうかの判断を下すために一段の時間が必要になる可能性があると述べた。

グールズビー総裁はヤフー・ファイナンスとのインタビューで、関税措置が最終的にどうなるかが明確になる必要があるとし、インフレが2%に回帰する軌道に乗っているかどうかの判断が難しくなれば、利下げ時期は先送りされるだろう」と語った。

インフレが今後数カ月穏やかであれば、一段の安心感を得ることができるほか、不確実性が解消されれば、金利が下がる可能性は現実的という認識を示した。

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