【米国株】GAFAM+αの業績&株価を分析! 生成AIの需要増でクラウド事業が伸びる「マイクロソフト」、増収増益で2ケタ成長予想の「アルファベット」に注目!

 【米国株】「GAFAM+α」の中でも、好業績で話題性が高い「マイクロソフト」と「アルファベット」に注目!  【画像】GAFAM+αのうち、5銘柄の株価が10%以上上昇!テスラを除く7社は、売上高と1株利益が予想を上回った。チャートなど詳しくはこちら! ●クラウド事業が高成長の「マイクロソフト」と、 AI導入でユーザー数が増加した「アルファベット」に注目!   ダイヤモンド・ザイは、米国株を牽引する巨大テック企業「GAFAM+α」(アルファベット(グーグル)、アップル、メタ・プラットフォームズ、アマゾン、マイクロソフト、エヌビディア、テスラ、ネットフリックス)の業績を、3カ月に一度のペースで定点観測している。  直近のGAFAM+αの業績は、テスラを除く7銘柄が売上高、1株利益ともに市場予想を上回る好決算となった。AIの浸透が大手ハイテク株の業績を後押ししており、株価も上昇トレンドが続いている。  その中でもっとも好調だったのが、時価総額ナンバーワンのエヌビディア。この3カ月で株価は26%以上も上昇した。「株式市場でもっとも注目された決算」といわれた2025年5〜7月期は、売上高と当期利益がいずれも前年同期比50%超の増加となり、市場予想を上回った。  ただ、発表当日はデータセンター向け売上がやや予想を下回ったことで、株価は一時下落。その後は横ばいが続いている。  しかし、AI需要は依然として強く、特に米国市場の伸びが業績を牽引している。8〜10月期も売上高は50%超の増加が見込まれており、圧倒的な高成長と株価上昇が続く可能性が高い。さらに、この見通しには中国向け販売分が含まれていないため、その動向次第では一段の業績上ブレ余地がある点にも注目すべきだ。  もちろん、エヌビディア以外の銘柄も期待値は高い。そこで以下では、GAFAM+αの中でも、特に市場の注目を集める材料を持った2銘柄を紹介していこう。 (※株価などのデータは9月3日時点。チャートはマネックス証券、業績データは「QUICK・ファクトセット」。最低購入額は1ドル=148円で計算。PER、ROE、配当利回りは予想ベース。分析コメントは、アルジャントレードの持田有紀子さん、グローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さん、マンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さん、むさし証券の杉山武史さん、ストラテジストのポール・サイさん。投資判断と株価の高値・安値は9月3日からの3カ月間)  1つ目に紹介するのは、AI活用によって業績が大幅に伸びているマイクロソフトだ。  マイクロソフトの直近の業績は、生成AIの需要増で、主力のクラウド事業の売上高が前年同期比39%増。3年ぶりに約4割の高い伸びを達成した。強みは最長30年間、ChatGPTを展開するオープンAIの知的財産を製品・サービスに活用できる権利を持っていること。ChatGPTを含むAI技術を自社製品に組み込み、会話型チャットボットやクラウド関連ツールの拡販を図っている。AI搭載ソフト「Copilot」は、次の業績成長ドライバーとなる可能性が高そうだ。  続いて紹介するのは、やはりクラウド事業が大きく伸びているアルファベットだ。  アルファベットは検索やYouTube、クラウド事業がそろって2ケタ成長を達成し、4〜6月期は売上高14%増、当期利益19%増となった。検索事業は新機能拡充で増収、AIは世界200以上の国・地域で月間20億人超が利用し、「Geminiアプリ」も月間4.5億人を突破した。巨額投資の回収リスクは残るが、AIとクラウド事業が収益を牽引する。

ザイ編集部

ダイヤモンド・ザイ
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