【ブチギレ】千葉よりウマいだと? 埼玉県民が大絶賛する「深谷ねぎと豚肉の味噌うどん」を食べてきた / 丸亀製麺のわがまちうどん47
現在、全国の丸亀製麺で「わがまちうどん47」が絶賛開催中だ。47都道府県ならではのうどんをその地域限定で展開するフェアで、ご当地感が実にイイ! 丸亀ってやっぱりすごいよな、と感じる超優良イベントである。
さて、私の出身地・千葉県のうどん「ゆず香るあさり天と海苔の旨だしうどん」が大優勝のウマさであることは以前の記事でお伝えした。ところがどっこい、それに埼玉県在住の友人がイチャモンを付けて来たのである──。
・千葉大優勝
今なお絶対的な確信を持っているが、今年の千葉のうどんは圧倒的にウマい。海苔の風味が溶け込んだ貝出汁のウマさはまさに至高の領域で、トランプ大統領が食べても「ヤミー!」を連呼するに違いない。
もちろん他県のうどんも美味しいのだろうが、申し訳ないことに我が千葉県とは格が違うハズ。丸亀神が産み落とした奇跡のうどん、それが「ゆず香るあさり天と海苔の旨だしうどん」なのである。
・隠れうどん県、埼玉
その圧倒的事実に物言いをつけて来たのは、埼玉県在住の友人。彼は私に「武蔵野うどん」を教えてくれた人物で、うどんにだけ並々ならぬ情熱を持っている(牡蠣などには見向きもしないので決してグルメではない)。
今年の「わがまちうどん47」にトキメキが止まらない友人は、すでに仕事の関係もあり沖縄県の「タコライス風まぜうどん」を食べて来たとのこと。その帰りに千葉県に立ち寄り「ゆず香るあさり天と海苔の旨だしうどん」を食べたらしい……のだが。
は? 75点だと……?
「上は良いんですけど、出汁はこっちじゃないですね」と意味不明なことを のたまう友人。彼が大のうどん好きであることが否定しないが、正直なところ私は彼の味覚を信用していない。
彼に紹介してもらった武蔵野うどんが美味しかったことは認める一方で、千葉のうどんの美味しさがわからないなんてむしろ可哀想! 私は大人の対応で、それ以上追求しないことにした。ところが翌日……。
あ? 埼玉が95点だと?
片腹痛いことに、彼は埼玉県の「深谷ねぎと豚肉の味噌うどん」が千葉県の「ゆず香るあさり天と海苔の旨だしうどん」よりウマいと言い張るのだ。へそで茶を沸かすとは、まさにこのことであろう。
「埼玉補正にも程がある」と返信しても「いやいや! ホント美味しいですよ!」と言い張る友人。良かろう、ならば彼の200倍は味覚が発達している私が埼玉のうどんを食べてみようではないか。
・埼玉へ
というわけで、遠路はるばる埼玉県に足を運び「深谷ねぎと豚肉の味噌うどん」を食べてみることに。価格は並が840円で、大が1020円であった(注文したのは大)。
目の前に現れた「深谷ねぎと豚肉の味噌うどん」は、お世辞にも洗練されたビジュアルとは言い難い。見た目も食の大切な要素であることを思えば、スタート時点で千葉の圧勝は揺るがないだろう。
だがしかし、味は「思いのほかウマい」と正直にお伝えしておく。埼玉にあって千葉にないもの、それはズバリ「スープのインパクト」で、味噌ベースのお出汁の瞬発力は確かに高かった。
また豚肉もボリューミーかつしっかり旨味を出しており、具も抜かりない。深谷ねぎをわざわざ天ぷらにする必要があったのかはわからないが、天ぷらとしてはきちんと美味しかった。里芋は……まあねえ?(笑)。
・確かにウマい
千葉と比較すると単調な気がしなくはないが、私のジャッジは85点。千葉の100点には及ばぬものの「機会があればもう1回食べてもいい」と思うくらいはウマかった。埼玉……というより、さすが丸亀製麺である。
そのことを友人に伝えると「良かったです(涙)」と言っていたので、それ以上彼を追い込むことはしなかった。まあ千葉の勝ちだが「深谷ねぎと豚肉の味噌うどん」も美味しかったことは事実である。
というわけで、丸亀製麺「わがまちうどん47」の千葉と埼玉は自信を持ってオススメできるので、機会があればぜひご賞味いただきたい。チャンスがあれば他県の「わがまちうどん47」にも挑戦してみるつもりだ。