元グーグル社員がGメールをほとんど使わない驚きのワケ(ダイヤモンド・オンライン)
スマホ・テレビ・ゴシップ……日常生活の99%はムダだらけ。しかし、ムダを捨てるためにいくら効率を良くし、生産性を上げても、他人の期待に応えているだけで、自分のためになっているわけではない。「依存のプロ」GoogleとYouTube出身の著者が生み出した、自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」とは? 27言語で刊行され、世界で累計30万部を突破している『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子) ● メールの対応に追われて、気づけば1日が終わっている 「メールが来たらすぐ返信しないと失礼」「受信箱は空っぽにしておきたい」 そう思って、ひっきりなしにメールを開いていませんか? Slackの通知も見ながら、DMも確認しながら、メールも1件ずつ処理していく。 でも、どれだけ返信しても、すぐにまた次のメールが届いてしまう。 そして、気づけばやりたかった仕事には、ほとんど手をつけられていない。 そんな状況を避けるために、元グーグル社員が実践していた効果的な方法があるといいます。では、どうすべきなのでしょうか。 ● 受信箱を空にするのは「週1回」 そこで元グーグル社員が実践していたのが、受信箱を空にするのは、「週に1回」という戦術です。 戦術:受信箱を空にするのは「週1回」 受信箱を空にするのは週に1度と決めて、週の終わりまでに全部に目を通せればよしとしている。 ――『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』より 私たちは、メールを「今すぐ返すもの」と思いがちです。 でも、本当は多くのメールは「実はそんなに急ぎではない」ことが多いのです。 受信箱を空にするのは“週1回”にするだけで、メールが“気になって仕方ない存在”ではなくなります。 ● 信頼されるのは、返すべきときに、質の高い返信ができる人 「レスが遅れると信用を失うんじゃ…」 そんなふうに思っている人も多いかもしれません。 でも実際は、“返すべきときに、質の高い返信ができる人”のほうが信頼されるのです。 ・即レスだけど中身が浅い ・即レスだけど別の確認を忘れている そんな返信より、週に1回でも丁寧で的確な返信のほうが、長い目で見れば信頼につながります。 そうは言っても、「週に一回だけメールチェックするなんてできない」という人もいると思います。 毎日、受信箱をざっと見て、本当に早急な対応が必要なメッセージを探してもいいが、返信するのはそれだけにする。友人や家族には、急な用件はショートメッセージか電話をくれるように頼んでおけばいい。 ――『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』より そのときは、上記のように実践してみるのも手段のひとつです。 ● メールに支配される働き方をとっぱらう 「すぐ返さないと不安」 「受信箱に未読があると落ち着かない」 そんな気持ちを利用して、メールはあなたの時間を奪っていきます。 だからこそ、週に1回だけ受信箱を空にすると決める。 ルールを変えるだけで、気持ちも働き方も、驚くほど変わっていきます。 (本記事は、ジェイク・ナップ ジョン・ゼラツキー著『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに作成しました。)
ダイヤモンド社書籍編集局