Appleが全面スクリーンの夢のiPhoneをついに実現する可能性
Appleが間もなくiPhoneで画期的なデザイン変更を実現する可能性が報じられました。このデザインはiPhoneの生みの親であるジョナサン・アイブ氏が夢見た「全画面スクリーンのiPhone」となり、iPhone20周年を迎える2027年に登場するとウワサされています。
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https://www.etnews.com/20250514000320Jony Ive’s dream iPhone that’s all screen may finally be coming true - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2025/05/16/jony-ives-dream-iphone-thats-all-screen-may-finally-be-coming-true/iPhoneの生みの親であるアイブ氏はすでにAppleを去っていますが、Apple在籍時に「1枚のガラスのようなiPhone」を実現することを望んでいると繰り返し表明してきました。
この「1枚のガラスのようなiPhone」というアイデアは、iPhone10周年を機に実現に大きく近づきます。AppleがiPhone10周年を機に発売したiPhone Xは、それまでにないエッジツーエッジディスプレイを搭載していました。「iPhone X」速攻フォトレビュー、全てが新しく生まれ変わったiPhoneはこんな感じ - GIGAZINE
iPhoneは2027年に20周年を迎えますが、その前の2025年には超薄型のiPhone 17 Airが登場すると目されています。
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さらに、2026年にはApple初となる「折りたたみiPhone」の登場がウワサされています。この折りたたみiPhoneは超薄型のiPhone 17 Airで採用される技術が活用されると、Apple関連の内部情報に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者が指摘しました。
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そして、2027年にはベゼルやノッチ(画面上部の切り欠き)、カメラなどが一切ない真のオールスクリーンデザインを採用した新型iPhoneが登場するとウワサされています。
AppleがオールスクリーンデザインのiPhoneを計画していると最初に報じたのは、Bloombergのガーマン記者です。
さらに、2025年5月になって韓国のET Newsは、Appleのサプライヤーが「4面曲面ディスプレイ」の開発に取り組んでいると報じました。この「4面曲面ディスプレイ」は、ディスプレイの上下左右すべての側面を曲げることができるというもの。上下左右のすべてが曲面となることで、画面を正面から見てもベゼルが見えなくなるとのこと。なお、Appleは4面曲面ディスプレイをSamsung DisplayおよびLG Displayと開発するべく会合を開いている模様。 曲面ディスプレイを採用したスマートフォンには、SamsungのGalaxyシリーズがありますが、これはディスプレイの側面のみが曲面です。また、オールスクリーンデザインのiPhoneでは、インカメラがパンチホール型からディスプレイ下部に完全に隠されることになるともET Newsは報じています。これらを実現したiPhoneは、アイブ氏が思い描いた「1枚のガラスのようなiPhone」にまさに合致していると、9to5Macは指摘しました。 この他、ET NewsはAppleがグラファイトを一切使用しない純シリコンバッテリーを開発中であるとも報じています。この純シリコンバッテリーは、カソード材料としてグラファイトの代わりに100%シリコンを使用することで、エネルギー密度を飛躍的に高めてバッテリー寿命を延ばすことができるそうです。 スマートフォンの技術全般が停滞していることは疑いようがなく、これはAppleにとって問題です。スマートフォンは近年、わずかな改善しか遂げていないため、多くの人が「もうしばらく古いモデルを使い続けた方がましだ」と考えても仕方がありません。しかし、2025年には超薄型のiPhone 17 Air、2026年には折りたたみiPhone、2027年には全画面iPhoneが登場すると目されているため、このような退屈な時代の終わりが「確かに見え始めている」と9to5Macは指摘しました。
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