ホンダ製「トゥクトゥク」だろ!! えっ、載せるのは荷物だけ? ラストワンマイルを支える最新モビリティがすげー

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 ホンダが米国で発表した新事業「Fastport(ファストポート)」が注目を集めている。都市部のラストマイル配送を効率化する電動マイクロモビリティ「Fastport eQuad」が2025年6月の「ユーロバイク」で初披露される。ホンダの技術と環境意識が詰まった“走るラストワンマイルソリューション”とは?

文:ベストカーWeb編集部/画像:ホンダ

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アメリカだと自転車レーンの走行もできちゃうという。普通に乗り物としても楽しそう

 ホンダは2025年6月17日(米国現地時間)、アメリカン・ホンダモーター内の新規事業創出部門「Honda New Business Innovation Lab(ホンダニュービジネスイノベーションラボ)」から、FaaS(Fleet as a Service)型の新事業「Fastport(ファストポート)」を発表した。

Amazonなどの配送にもピッタリじゃない?

 この取り組みは、都市部を中心としたラストマイル配送に焦点を当てており、最初のプロダクトとして電動アシストマイクロモビリティ「Fastport eQuad(ファストポート イークアッド)」のプロトタイプが公開される。

 初お披露目は2025年6月25日からドイツ・フランクフルトで開催される欧州最大級の自転車展示会「Eurobike(ユーロバイク)」にて行われる予定だ。

まさに発想はバイクと自転車の間だ

 Fastport eQuadは、ライダーのペダル操作をベースに電動アシストでサポートする1人乗りの配送用モビリティ。自転車レーンを走行可能な設計とし、渋滞や交通混雑の多い都市部でも軽快に荷物を届けることができる。

 最大速度は20km/h、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を2個搭載し、最大37km(大型モデル・満載時)の航続距離を実現。ペダル・バイ・ワイヤや回生ブレーキシステム、UVカットキャノピー、ブレーキホールド機能など、安全性と快適性も両立されている。

 Fastportは単なる車両販売ではなく、導入から運用、保守、データ管理までを一括で提供するFaaS(Fleet as a Service)を採用。配送企業は、車両の状態やバッテリー残量、位置情報などをリアルタイムで把握可能で、業務効率化とランニングコスト削減を両立できる。

 また、OTA(Over the Air)でのソフトウェアアップデートにも対応し、導入後も継続的な機能強化が図られる。

電動キックボードがOKならなんでもOKな気がするが日本導入はなるか?

 Fastport eQuadは、北米および欧州市場をターゲットに2026年夏から本格量産を予定。生産はアメリカ・オハイオ州のHonda Performance Manufacturing Centerで行われる。現在は実証試験を通じて、より最適な形での導入に向けた開発が進行中だ。

 ホセ・ウィゾグロッドFastportゼネラルマネージャーは、「都市部における持続可能で効率的な配送の実現を目指してきた」と語り、ホンダの知見と技術を結集した製品であることを強調した。

 もちろん日本導入はなかなか法制度もあり厳しいかもしれないが、運送会社が自転車でリアカーを牽引しているのを見るとこのモビリティの登場はゲームチェンジャーになりそうだ。

 うーん、これは楽しそう!!!

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