ガザ住民のリビア移住計画、米大使館が報道内容を否定
在リビア米国大使館は18日、米政府がパレスチナ自治区ガザの住民をリビアに移住させる計画を進めているとの一部報道を否定した。写真はイスラエルの空爆で破壊されたガザ北部の街。16日撮影(2025年 ロイター/Mahmoud Issa)
[トリポリ 18日 ロイター] - 在リビア米国大使館は18日、米政府がパレスチナ自治区ガザの住民をリビアに移住させる計画を進めているとの一部報道を否定した。
NBCニュースは15日、元政府高官を含む関係筋の話として、トランプ政権が最大100万人のパレスチナ人をガザからリビアへ恒久的に移住させる計画に取り組んでいると報じていた。
米国大使館はXで声明を発表し、「ガザ住民をリビアに移住させると計画に関する報道は事実ではない」と否定した。
リビアの首都トリポリを拠点とする国民統一政府(GNU)からコメントは得られていない。
トランプ大統領は以前、米国がガザ地区を管理下に置き、パレスチナ人住民を他の場所へ移住させたいとの考えを示していた。またガザを「中東のリビエラ」にしたいとも発言している。
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