ゼレンスキー氏、対ロシア圧力強化呼びかけ NATO事務総長と会談

ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアはウクライナとの首脳会談の実施を阻止するためにあらゆる手段を講じていると述べ、ロシアが和平実現に関心を示さなければ新たな制裁を導入するよう同盟国に呼びかけた。写真は8月22日m、キーウで撮影(2025年 ロイター/Thomas Peter)

[キーウ 22日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアはウクライナとの首脳会談の実施を阻止するためにあらゆる手段を講じていると述べ、ロシアが和平実現に関心を示さなければ新たな制裁を導入するよう同盟国に呼びかけた。

ゼレンスキー氏はウクライナの首都キーウを訪問した北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と会談。ルッテ氏との共同記者会見で、ウクライナへの「安全の保証」について協議したと述べ、こうした保証はNATO加盟国の集団防衛を定めた北大西洋条約第5条に類似したものでなくてはならないとの考えを示した。

その上で、ロシアに対する圧力を高めるようウクライナの同盟国に改めて要請。和平実現に向けプーチン氏との会談をこれまでも繰り返し要請しているとし、「ロシアは会談が実現しないようあらゆる手段を尽くしている。ロシアとは異なり、ウクライナは首脳会談を恐れていない」と語った。

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